クリック型詐欺の特長

クリック型詐欺にはワンクリックツークリック、そして4クリックまであることを知っておいてください。 私も経験したことがありますが、悪質サイトがあります。(かなり多いです)

ワンクリックではリンクを押した途端、IP情報等の個人情報や相手の振込先、○○日以内に○○万円を振り込んでください等を表示させ、まるで登録した覚えがないのにいきなり自動で登録したかのように見せかけているのです。

延滞すると高額の罰金を請求し、あるいは法的処置を取ると脅してユーザーはパニックになり振り込んでしまうという例がいっぱいあります。
このように事前に個人情報や支払い方法などを登録する等、ワンクリック契約に関しての合意が業者と利用者の間で成立されていません(相手の無知に漬け込んで騙す)。
とくに多いのは、利用規約等の中に「画像や入口などをクリックした時点で利用契約が成立したとみなす」と書かれていることです。
また、契約内容が書いてあるページ(規約等のページ)がわかりにくいようにしてあることが多いので、これに気づかずクリックしてしまうのです。
振込みの期限を○○日以内と短期間内で指定したり、振込みを急かせることにより、相手が冷静に物事を考えるすきを与えないようにする等、被害者の心理を応用したものが大半であるのです。
そして、被害者は周りに知られないよう誰にも相談せず、慌てて振り込んでしまうことが多いです。


ツークリックの場合、一度目のボタンを押した際、規約を表示させ(アダルトコンテンツを含んでいるため18歳未満の方は退出、利用規約を確認してください等)リンクをクリックすると(1回目のクリック)、利用規約や料金などが記された申し込み確認のような画面が表示され、「はい」「いいえ」などのボタンが表示されます。

その際によく分からずにボタンをクリックすると(2回目のクリック)、「登録が完了しました」「料金をお支払いください」と書かれ、金額と振込先が表示されます。
悪質な場合だと「いいえ」「キャンセル」などを押しても同じ画面が出てくるものもあります。ワンクリックから進化した悪質極まりない犯罪行為と言えるでしょう。


最近では4クリックというのもありました。

4クリック詐欺は、いわゆるワンクリックやツークリック詐欺などと同種の不当請求の手口です。4回クリックさせ、契約が成立してないのにもかかわらず料金を請求する部分で共通しています。

これまでとは何が違うのかというと年齢認証や利用規約などの画面を表示し、4回クリックさせた後、画像と料金請求画面を表示させて脅してくるのですが、PCを再起動しても表示が消えないようにプログラムされているのです。
そのため、ユーザーは驚いてパニックになったり不安になって振り込んでしまうのです。

今後においては、どのような新たな詐欺を生み出してくるのか想像もつきませんが5クリック、6クリック詐欺と呼ばれるものが出てくるのでしょうか。


<それにしても悪質極まりないです。新たな手口で詐欺行為が増えるのは間違いないでしょう。

クリック型詐欺の対処

率直に言います。一番良い対処方法は無視です。


なぜなら請求される=支払いの義務があるということはないからです。

有料である旨の説明が分かりにくい上に、料金の明確な同意を得てないことから法律上無効となります。つまり、支払う義務がありませんし、不安になる必要もないのです。

また、民法95条:電子消費者契約及び電子承諾通知に関する民法の特例に関する法律(意思表示は、法律行為の要素に錯誤があったときは、無効とする。ただし、表意者に重大な過失があったときは、表意者は、自らその無効を主張することができない。)の錯誤による無効を主張する事ができるのです。


さらに個人情報保護法(本人の意図しない個人情報の不正な流用や、個人情報を扱う事業者がずさんなデータ管理をしないように、一定数以上の個人情報を取り扱う事業者を対象に義務を課す法律)というものがあります。 つまり情報開示はもちろん不当な情報取得は禁止されているということですから詐欺者がプロバイダー等に情報開示を求めることは法律で禁止されているのです。そのため、名前や住所等の個人情報は守られているのです。


架空請求もそうですが、上記同様に支払う必要は一切ありません。これらはいわゆる不当請求と呼ばれるものなのです。


支払ったら負けです。絶対にこちらからコンタクトは取らないで下さい。


クリック詐欺は被害者の心理に漬け込んだ悪質な手口なのです。 不安になることも、パニックになる必要もありません。












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